世界3大料理フランス、トルコ、中華
世界3大料理
トルコ料理、フランス料理、中華料理です。
トルコ料理は、食材も料理の種類も豊富です。
トルコ人はイラン高原からやってきた遊牧民なので、
羊を焼いて食べていました。
そこで羊の肉を使った様々な料理があります。
また、イスラム教を受け入れたので、
アラビア半島の食文化の影響も受けています。
さらにローマ帝国の東半分を構成していた
ビザンツ帝国の首都コンスタンチノーブル
(現在のイスタンブール)を占領したので、
ローマ帝国の食文化も受け入れています。
南イタリアも、もともとはビザンツ帝国の一部だったので、
ローマ帝国にあった豊富な野菜、果物、さらにパン、
オリーブ油、ワインを受け継ぎましたが、このような
食材や料理の豊富さが南イタリアと同じような形で
トルコ料理にも受け継がれたというわけです。
トルコ料理の食材は野菜、果物の他にハーブ類も豊富で、
さらにインド経由でもたらされたスパイス類も、
コンスタンチノーブルで取引されていました。
また、イスラム教徒は酒が飲めないので、トルコでは
お菓子類が豊富です。
○シャーベット:高い山の雪を氷室に保存しておいて、夏に氷菓子を作って
いました。トルコの皇帝だけが食べていた贅沢なお菓子です
○エズメ:アーモンドやピスタチオをすりつぶして砂糖で練ったもので、日本の生菓
子に似ています。
○ハウワ:白胡麻をすって砂糖で練ったもので、ポーランドなどにも広まっています。
○ロクム:日本の求肥に似たお菓子。
○ババ:サバランの原型になったケーキです。ちなみに、「ババ」は
「親父」の意味で、「開けゴマ」で有名なアリババは「アリおじさん」
という意味になります。
また、のちに中心になる北イタリアのジェノバ、フィレンツェ、
ベネチア、ミラノなどの都市はビザンツ帝国や、ビザンツ帝国を
征服したトルコとスパイス類の取引があったおかげで
繁栄しました。
ちなみに、フォークはビザンチ帝国からベネチア経由でヨーロッパに入っています。
このように、イタリアの食文化とトルコ食の文化は根がおなじだということになりま
す。